沈下対象層厚および浮き固化改良体基礎と支持力の関係について

投稿者: kei 投稿日時: 2013-7-1 17:57:59
軟弱粘性土層が厚く分布する地盤で,柔支持基礎の浮き固化改良体基礎を採用する場合です。

下記の例について質問です。
1.沈下の対象層として,手引きP79の影響を調べなければならない深さで載荷幅Bの3倍以上とあるが,
  軟弱粘性土層が続く場合は5倍,10倍等まで考慮しても問題は無いでしょうか。
2.支持層に着底させない浮き固化改良体基礎において,支持力の検討で一律に負の周面摩擦力を考慮するべきでしょうか。
3.下記例は粘性土層を35m程度としているが,60m,90m程度でも同様の事が考えられる。
  沈下抑制では40mの改良で満足するが,支持力確保のために砂礫層に着底させる結果が考えられる。
  これでは柔支持基礎の概念に合わないのではと考えますがいかがでしょうか。

ex) 
軟弱粘性土層(N=1〜2)が35m程度ありその下に砂礫等(N=50)の支持層がある場合。
載荷幅Bの3倍が21mであるが,手引きP79より3倍以上とあるので,
軟弱粘性土の全層35m(B×5倍)を沈下対象層と判断した。
無処理地盤では50cmの残留沈下量が発生し,地盤改良が必要となった。
検討の結果,20m深層改良を行うと残留沈下量が30cm以内に収まる事が判明した。
この時,手引きP248により支持力の検討を行うと許容値を満足した。
ただし,軟弱粘性土の圧密層内に改良体基礎が留まる事から手引きP251により,
負の周面摩擦力を考慮して支持力の検討を行うとNGとなった。
(中立軸の位置は不明確なため,道示?P399より圧密層の下端と仮定し,杭全長に負の周面摩擦力を与えた)
粘性土の場合支持力係数はNq=1と小さく,根入れ効果もあまり期待できず。
よって改良深度を延長しても,粘性土内では支持力を満足する事はほぼ難しいと考えます。
結果的に,砂礫層まで着底させると負の周面摩擦力を考慮した支持力がOKとなった。
沈下抑制を目的とした地盤改良が浮き固化基礎ではなく,支持固結工法基礎となった。

以上,回答をお願いいたします。

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