ゴム堰における護床工B区間の設計水深について

投稿者: mori 投稿日時: 2010-1-19 16:03:55
「ゴム引布製起伏堰技術基準(案)p.102、表1.12」によると、[護床工B区間長=(3〜5)×計画高水時水深]となります。起伏堰の場合、計画高水時は一般部と同様の流れとなっていることから、すり付け区間であるB区間は必要なくなると考えられます。また、この方法で計算すると、A区間とB区間の長さが同程度となり、堰の規模に比べて護床工長が長く、バランスの悪い構造となる場合があります。起伏堰の場合、河床に対して最も大きな掃流力を発生させると考えられる、Vノッチ発生時における下流水深をもとに護床工B区間長を設定することで、河川砂防基準(案)を満足すると考えられます。上記の表1.12は、[参考]と解釈してよいのでしょうか?。それとも、厳格に遵守しなければならない基準と解釈し、長い護床工B区間長を設定する必要があるのでしょうか?。

Re: ゴム堰における護床工B区間の設計水深について

投稿者: Skipper 投稿日時: 2010-1-20 15:25:33
射流・跳水区間である護床工Aはゴム堰特有の現象が現れますが、整流区間である護床工Bは堰による影響は受けないと思います。

そもそも、「ゴム引布製起伏堰技術基準(案)」のp99の5.にあるように、護床工長の計算に限らず、下部工の設計は「改訂新版 建設省河川砂防技術基準(案)解説 設計編」に準じて行うことが原則ではないでしょうか。

「改訂新版 建設省河川砂防技術基準(案)解説 設計編」にも、護床工Bについては下流側計画高水位時の水深の3〜5倍程度必要との記述があります。

下記に「ゴム引布製起伏堰技術基準(案)」のFAQが公開されております。
http://www.jice.or.jp/siryo/t1/200802280.html#faq

Re: ゴム堰における護床工B区間の設計水深について

投稿者: mori 投稿日時: 2010-1-22 9:12:22
skipper様、早速の回答ありごとうございました。
ゴム引布製起伏堰技術基準(案)に準拠して進めたいと考えます。
ただ、以降は個人的な感想ですが、以下の理由からゴム引布製起伏堰技術基準(案)の表1.12は理にかなっていないと考えられます。
・ゴム堰の場合、整流が必要となるのは跳水が最大となるVノッチ発生時と考えられること。
・ゴム堰の場合、計画高水流量時は倒伏しているため、整流区間を必要としないと考えられること。
・整流区間を必要としない計画高水流量に対応した水深で整流区間であるB区間長を決定することの矛盾。
・建設省河川砂防基準(案)[?]のB区間の記述は、主に計画高水流量を対象とした「床止め」の基準であり、堰については明確に記述されていないこと。
ゴム堰に「床止め」の基準を適用する場合は、ゴム堰の条件を考慮し、計画高水位を、Vノッチ発生時の下流水位と読み替えて用いた方が理にかなうと考えられること。
以上

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