ソリトン分裂の影響を考慮しない場合の推定式について

投稿者: kaizuka 投稿日時: 2009-9-29 22:04:11
 簡易手法により津波高を推定する場合、図-1に示すように河床勾配が大きく変化する(i=1/6000→1/380)河川では、手引きに準拠して津波高を算出すると異常に高い値になってしまいます。
 このような河川での実際の津波の遡上形態がよく分からず、どのように津波水位を縦断的に設定するのが妥当か悩んでおります。
 耐震照査対象区間を抽出する段階では、図-2に示すように最高津波高を河口域の河床勾配で上流まで伸ばすことでいいのではないかと考えております。
 実現象を踏まえ、どのように考えるのが耐震性能を評価する際に用いる外水位として妥当なのか技術的なアドバイスを頂きたく思います。
 お手数ですが、よろしくお願い致します。



添付ファイル: jpg  水位縦断図.jpg (188.11 KB)


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Re: ソリトン分裂の影響を考慮しない場合の推定式について

投稿者: KTGH 投稿日時: 2009-10-27 13:48:19
 津波の河川遡上解析の手引き(案)にも記載しているとおり、解析の基本方針は、平面2次元解析が原則です。
 ただし、津波高、遡上距離の概略を推定する場合には、下記のような適用条件を考慮の上、簡易推定手法によることができます。
−適用条件−
(1)河口周辺区域に津波の挙動に影響を及ぼす特異な地形や施設がない河川(リアス式海岸や防波堤等がないこと)
(2)河道が海岸線に対してほぼ直角となっている河川
(3)河道がほぼ直線である河川
(4)河道の縦断形状が単断面の河川
(5)河道幅がほぼ一定の河川
(6)河床勾配がほぼ一定の河川
(7)河口部が砂州により埋塞していない河川
 ご質問については、簡易推定手法の適用条件である「河床勾配がほぼ一定の河川」には合致しないと思われるため、平面2次元解析によって津波の挙動を解析することが妥当と考えられます。
 なお、図−1の場合では、遡上高が過大の可能性があり、図−2の場合では、逆に過小の可能性が考えられます。

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